どうもです。
今日は予定していたアポイントが流れてしまったこともあり、急遽振替休日を取ってやりました!
朝思い立って急遽休みになるの快適〜
せっかくなので外でお昼を食べようという事になり、近くの「丸源ラーメン」へ。
娘はベビーカーの中で大人しくおりました。
こうやってのんびりお昼を夫婦で食べられるのも今だけなんだろうなー
来月辺りからは離乳食も始まるので、もう一段階大変になりそうです。
さて、本日は先日読んだ本の記録をつけておこうと思います。
影響力の武器
www.kakenuke-hakaba.com
随分かかりましたが、ようやく読み終えました。
影響力の武器とは?
生物には「固定的行動パターン」と言われる「ある信号を受けると、盲目的・機械的に行動をおこしてしまう」現象があります。
例としては、七面鳥の行動が挙げられておりましたが、親鳥はひな鳥の「ピーピー」という鳴き声のみでその対象を判断しているそうで、その鳴き声を聞くと自動的にひな鳥を守る行動をとるそうです。
(試しに天敵であるイタチの剥製を近づけたときも、イタチから「ピーピー」というひな鳥の鳴き声をテープで流したところ、親鳥は自分の翼の下に抱き込んだそうです)
このような固定的行動パターンは、ヒトに対しても同様の事が考えられており、本書では「返報性」「一貫性」「社会的証明」「好意」「権威」「希少性」の6つのルールが各章ごとに紹介されております。
「返報性」
人に何かをしてもらったら、何かを返さなきゃという気持ちになりますよね?
返報性のルールはそれです。
本書では非常に強力な武器であると紹介されております。
住宅営業マン時代に、デキる営業は物件案内前にさり気なくペットボトルの飲み物をプレゼントしたりしてましたが、それもこの「返報性」ですね。
「いや、そんなの当たり前でしょ?」と思われるかも知れませんが、本書ではこれまでの実験におけるその驚異的な威力を紹介してます。
「一貫性」
これは自分がすでにしてしまったことに対して一貫していたいという欲求です。
一度コミットメントすることで、一貫した行動をとるよう圧力がかかり、自分の行動を正当化しながら行動するようになります。
よく営業の職場では「今月どれだけ売れるんだ?」というような事前のコミットメントを求められることがありますが、これですね。
この前ビックカメラでiPad mini を購入しましたが、在庫確認を依頼したときに販売員が「在庫があったら購入されますか?」と事前に質問してきて、私は「買います」と答えしたが、これもコミットメントさせられましたね。
「社会的証明」
これは「人は他の人達が何を正しいと考えているか」を基準にして物事を判断するというものです。
人はどう行動するのが正しいのかを決めるとき、ある行動を遂行する人が多いほど、人はそれが正しい行動だと判断します。
TVでお笑い番組を観ているときに、全然つまらなくても周りの人が笑っていると、自分も面白く感じる事ですね。
本書では広告などの宣伝で「一番の売れ行き」「伸び率が最高」といった強調もこの「社会的証明」の影響を考慮してのものだと言います。
「好意」
最も頼み事を聞いてあげたいと思うのは、相手をよく知っていて、その人に好意を抱いているときですよね?これが「好意」のルールです。
人は自分と似ている人を好む習性があるので、初対面の人と共通点を探したりするのもこの影響力の武器を利用してます。
出身が同じだったり、同じ野球チームを応援してたりしたら、一気に距離が縮みますよね?
「権威」
人は権威者の命令にはとにかく従おうとする。
これはミルグラム実験を例に挙げて紹介されてました。
医者とか弁護士の言うことは疑いなく聞いてしまいますよね?
詐欺などでもよく権威ある人のフリして騙しますけどそれもこれですね。
「希少性」
もうそのまんまですね。「数が少ない=価値がある」と思いがちですもんね。
PS5も全然買えないですし。
私自身この力にしょっちゅうやられてます。
人気すぎてどこでも買えないとなると、途端に欲しくなりますし・・・
そんなわけで本日は「影響力の武器」の紹介でした。
全部で527ページと読み応えもあります。
どれも言われると当たり前のことかもしれませんが、それぞれの武器の威力を事例や実験を使いながら丁寧に紹介されています。
こういう法則を知った上でこれまでのいろいろな場面を思い返すと、「あー、あの時のあれもこのルールに則ってるなー」と思うことも多く、面白かったです。
営業マンの方にはおすすめの一冊です!
ではでは。