駆け抜けて墓場まで

妻と娘と共に静岡から東京に転勤した30代男です。カメラはx100v、靴はニューバランス、植物は塊根&アガベが好きです。買って良かったものなど発信。

【元住宅営業マンの私見】家作りの流れと各ハウスメーカーのざっくり特徴。まずは大手メーカー(ダイワ・セキスイ・住友林業・ヘーベル)

「Webサイトをデザイン中」の写真

結婚して、子供ができて、

 

「そろそろ賃貸で家賃払ってるのももったいないし、家建てた方がいいのかな?」

 

なんて考えで住宅展示場に足を運ばれる方多くいらっしゃると思います。

 

 

でも、実際行ったことある人なら分かると思いますが、

展示場に行くとハウスメーカーの建てたモデルハウスが10軒以上立ち並んでおり、

違いなんかわからないですよね?

 

そして一番感じるのが、

 

 

「営業マンの営業がうぜぇ!!」

 

 

 

私は以前住宅メーカーに勤務しており、住宅展示場で営業の仕事をしてましたが、

就職活動しているときなんて家の違いなんかわからなかったですし、

 

「え?家なんか安くて性能高いのが一番じゃん!」って本気で思ってました。

 

 

 

ですが、自分で会社に入っていろいろ勉強しますと、考えも変わってくるのですよ。

 

 

一番はその人、その家族にあった、自分たちの建てたい家を建てること!

 

 

と、いうことで住宅営業マンの巧みなトークで、全然イメージと異なる家を建ててしまう前に読んで欲しいです。

 

 

 

家づくりの流れ

まずは家づくりの流れから簡単に紹介。

住宅展示場へ

pict3

www.housing-messe.com

「家が欲しい」と思ったらまずは展示場ですね。

今は昔と違ってネットでいろいろ情報を仕入れることができるので、事前に行ってみたい展示場の目星をつけておくのは良いですね。

 

 

モデルハウスの見学と、営業マンからの説明

相槌のタイミングで合いの手を入れる営業

モデルハウスに入るとだいたいまずはアンケートに個人情報を記入。

 

展示場を見学して、その後座り込みからの話し込み。

 

営業マンは家づくりのお手伝いをする為に、好みや資金計画、スケジュールなどいろいろ聞いてくると思います。

 

あと家づくりは営業マンとの相性も非常に大事なのでこの時点で

「なんかこの人合わないな」と思ったらサッと引き上げて、後日行くか、別の展示場へ同じメーカーへ行きましょう。

 

 

完成見学会や、住んでいるお住まいの見学。工場見学など。

次のステップとして、営業マンは完成物件の案内や、自社工場への案内など会社のことをもっと知って欲しいので見学会に誘ってくると思います。

 

ここで重要なことは、完成物件は必ず見学した方が良いということ。

そしてできるなら住んでいるお宅が見れると良いですね。

 

というのもまずモデルハウスはなんの参考にもならないからです。

半端じゃないくらいお金かかってますから。

 

あと、モデルハウスで営業マンが見せる実邸の写真もまったく参考になりません。

 

このご時世でなんでこんな馬鹿なんだろうと思ってましたが、一般ピーポーに豪邸の写真見せてどーするのかと。

 

特に大手の会社ですと施工実例として豪邸みせてくるけど、実際の完成物件見ると

 

「え?なにこれ?ただの建売住宅レベルじゃん」

なんてのはザラですからね。

 

 

間取り打ち合わせ、プラン提案、よければ契約。

この辺は会社によって多少ばらつきあります。

 

デザインを売りにしているメーカーですとすぐにプランは出てきません。

何故ならそのお客様がどんな家を欲しているのかしっかりとヒアリングしたあとでなければその方の為のプランなんか描けないからです。

 

逆にメーカーとしてそこまでこだわりがなければすぐに出してきます。

大手とかも早いですよね。

 

「あ、お客様の土地でしたらこんな家が建ちますよ!」みたいな。

 

 

契約前に気をつけて欲しいことはお金のことすね、やはり。

基本的に値下げ交渉するなら契約前です。

 

効果的なのは他社と同時進行してて、迷ってる感を出すこと。

あとはメーカーの締め日の前だとより効果あるかもですね。

 

メーカーの締め日がいつなのかは分かりませんが、月末とかの締めの前だと数字を作りたい営業マンはなんとしても契約する為に頑張ると思います。

 

あと、値引きに関しての注意は、「値引き」と言っても基本的には値段ふっかけてるだけのケースがほとんどなので、そこはうまくやりましょう。

 

メーカーによっては値引きしてない会社もあります。(私のいたとこは値引き不可)

 

契約後は詳細な打ち合わせ、地鎮祭、工事着工、引き渡し

打ち合わせでの注意点は、盛り上がって何でもかんでも入れないことですね。

お金がどんどん上がってしまうので。

 

工事が着工したらできるだけ現場には足を運ぶようにしましょう。

 

大工さんにコーヒーとか差し入れしてあげた方が良いかも。

結局家を作るのは大工さんですので、大工さんも「あ、この人の為に良い家建ててあげたい」と思うでしょう。

 

 

ざっくりと家づくりのスケジュールを紹介しました。

 

各ハウスメーカーの特徴や個人的なイメージ

ここからは実際に各メーカーの個人的なイメージを紹介します。

あくまで私の私見なので、偏見も入ってます笑。

 

まずは大手から行きますか。

 

DaiwaHause(ダイワハウス)

注文住宅外観写真

注文住宅・建替え|ダイワハウス|ハウスメーカー

ダイワハウス。

一時期CMで役所広司が「ダイワマン」とかやってましたね。

 

正直あんまり知りません。と言いますか興味もありませんでした。

一応業界的にはトップクラスの会社だと思うのですが、事業を幅広くやってるので、戸建てなら積水ハウスのが良いイメージあります。

 

「特に特徴ないけど大手っていうイメージはあるメーカー」

 

私はこんなイメージですかね。

正直全然好きじゃないので人にもおすすめしないですね。

 

でも、まあ大手の安心感、特に家づくりに強いこだわりがない人とかは良いのかもしれません。

 

 

SEKISUI HOUSE(積水ハウス)

www.sekisuihouse.co.jp

 出ましたセキスイ!

 

これまで手掛けたお住まいは200万戸以上という業界TOPの実績。

ダイワよりも断然私はセキスイ派ですね。

 

しっかりと良い家をつくっているイメージ。

営業マンもしっかりした印象です。

 

ただ注意点としては、家は普通です。

あ、デザインの話ですよ?

 

HPの商品ラインナップ見るとまー豪華な家ばっか。

CMもよく流れてますが、あんな家建ちませんからね。

どれもひろーい土地にどーんと建ってる実例ばかりですよね?

家っていうのは高さを抑えて、横に広くドーンと設計するとカッコよく見えるものなんですよ。

 

じゃ、それを首都圏の30坪とかの家でイメージしてみてください。

こじんまりとした建売みたいな住宅の完成ですよ。

 

建築費に8000万円とかかけられるのなら話は別ですが。

セキスイのモデルハウスを気にって検討している方は実邸見学はマストです。

 

デザインの細かいこだわりはないけど、シンプルでかつ安心感のある会社で建てたい人にはおすすめの住宅です。二世帯とかならご両親も安心しますしね。

 

 

住友林業

sfc.jp

 

すみりんは好きです。

私自身が木の家好きなので。

 

上のダイワとセキスイは鉄骨ですからね。

(セキスイはシャーウッドもあるか)

 

気に対するこだわりを感じるすみりん。

実際に建つ家もそりゃモデルハウスと比べるとあれですけど、なんかスッキリしてて好きですね。

 

今も売りにしてるのか、一時期BF(ビッグフレーム)構法アピールしてましたね。

あのCMでお相撲さんが突っ張りしてもびくともしなくて諦めるってやつ。

 

注意点としてはあれはコストがかかるってこと。

それに30坪くらいの小さい家ではそのメリットを活かせないこと。

BF構法を使えば柱のない大空間が実現できますが、そもそも土地がそんなに広くないと大空間なんか作れないですからね。

 

友人ですみりんで建てた人もいて、家にお邪魔したことありますが、やはりスッキリしてて良かったです。ただ間取りもシンプルでしたね。

 

デザイン住宅を建てたい人には向かないと思いますが、

安心感のある木の家を建てたいならすみりん一択ですかね!

 

旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)

www.asahi-kasei.co.jp

 

「は〜い」でおなじみヘーベルハウスです。

 

 

ここはブランドコンセプトを大事にしている高級住宅メーカーです。

モノは良い、しかし価格も高い。

 

みんなの憧れヘーベルハウス。

営業マンも「ウチ高いですよ?」という強気な営業スタイルだと聞いたこともあります。

 

ヘーベル板と呼ばれるALCコンクリートを壁や床、天井に使用しており、静音性とかも凄いですよね。火にも強くて火災の時も延焼を食い止めたっていう有名な写真を見せてきます。

 

 

ヘーベルで建てた人は「へーベリアン」とも呼ばれます。

特に埼玉だったら浦和とかの高級住宅街はヘーベルハウスたくさん建ってますね。

 

特徴的な外壁だからすぐわかります。

 

 

強いて弱点をあげるなら、間取りの自由度ですかね。

価格設定が高いので、予算が潤沢でないと家の間取りは普通になりがちかと。

 

スキップフロアとか、半地下、吹き抜けとか間取りでいろいろ遊びたい方は予算に注意です。

 

 

 

まとめ

はい!本日はハウスメーカーのイメージとして、ダイワ・セキスイ・すみりん・ヘーベルを紹介しました。

 

 

ざっくりイメージですが、参考にしてもらえると幸いです。

個人的には上記で建てたいのは「すみりん」ですかね?

 

あくまで「この中から」ですと。

 

 

今後もまた他のハウスメーカーのイメージも紹介していければと思います。

 

 

では、みなさま素敵な家づくりを。